赴任前に知っておきたい7つの生活・ビジネス習慣
- Saquita
- 9月18日
- 読了時間: 4分
Hola!ライトイヤー・メキシコ代表の和納です。

メキシコで生活や仕事を始めると、日本との文化や習慣の違いに驚かされることが少なくありません。現在、メキシコには約1万2千人の日本人が在住しており、首都メキシコシティには約3,150人、グアナファト州には約2,460人が暮らしています。自動車産業を中心に多くの日系企業が進出している地域を中心に、赴任者やそのご家族が生活を営んでいます。
ここでは、赴任前に知っておくと役立つメキシコの生活・ビジネス習慣を7つご紹介します。

1. 陽気でおおらか、フレンドリーな国民性 😄🤝🌞
メキシコ人は陽気でフレンドリー。細かいことはあまり気にせず、誰とでも親しく接する傾向があります。初対面でも気軽に声をかけ合う雰囲気があり、会話や交流を大切にする文化です。
👉 ただし、親切でフレンドリーな反面、なあなあになりやすいため、業務上はけじめを意識する必要があります。
2. 挨拶は特に重要 🙋♂️🙋♀️👋
職場でも日常生活でも、挨拶を省略することは好ましくありません。オフィスでは一人ひとりに「おはよう」「こんにちは」と声をかけるのが礼儀で、これを怠ると失礼と受け止められることがあります。仕事は出来ても、挨拶が出来ないと言い訳をする隙を与えてしまいます。
👉 形式的でも省略せず声をかけることが大切で、信頼関係づくりの基本となります。
3. 時間の感覚はゆったり 🕰️⏳😅
「今やる」と言われても、日本のような“今すぐ”を意味しないことが多いのも特徴です。会議の開始が遅れることはよくあります。
👉 「今やる=今ではない」と理解しておくと気持ちが楽になります。重要な案件は事前に念押しし、余裕を持って予定を組むことが必要です。単なる翻訳ではなく、文化を理解した上での意味を考える必要があります。日本でいう、蕎麦屋さんの「今出ました!」と言った表現と同じ感じとなります。
4. 家族優先の価値観 👨👩👧👦❤️🏠
メキシコ人にとって家族は何より大切。家族行事やプライベートを優先するため、仕事が後回しになることもあります。逆に、家族を大切にする姿勢を示すと、相手からの信頼を得やすい文化でもあります。
👉 ビジネス上は家族行事で予定が変わる可能性を見込んで調整することが大切です。
5. パーティーとレディーファースト 🎉🍷💃
メキシコではパーティーや社交の場が頻繁に開かれます。週明けに眠そうにしている人がいるほど週末のイベントは盛んです。また、レディーファーストの習慣が根付いており、日本人にとっては少し慣れが必要かもしれません。
👉 社交行事の翌日は人が揃わないこともあるため、大事な打ち合わせや納期は避けるのが安心です。
6. 連絡に対する感覚 📱💬🤔
メキシコでは「連絡する」という概念が薄く、日本式の「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」は期待できません。予定変更や進捗もこちらから確認しないと伝わらないことが多いです。
👉 こちらから声掛けをして情報を集めて行くスタンスで働く必要があります。
7. 手続き・法律は思うように進まない 📑🏛️🌀
担当者によって言うことが変わったり、何が本当なのかが分かりにくい場面も少なくありません。銀行や役所での手続きは時間がかかることが多く、思うように進まないこともしばしばあります。さらに、法律は頻繁に改正されるため、常に最新の情報を確認する姿勢が求められます。
👉 自ら動いて情報を集める事も必要となります。
✨まとめ
メキシコの習慣は、日本とは大きく異なる部分が多くありますが、現地の文化を尊重し理解することで円滑な生活やビジネスにつながります。赴任前にこうした習慣を知っておくことは、安心して現地に溶け込むための大きな助けになるでしょう。
🌎 前任者との情報共有
🔄 新しい流れを作るチャンスと捉える
🛡️ 安全こそ最優先
🌮 メキシコ生活を楽しむこと
🙅♂️ そして「絶対に無理をしない」こと
こうした姿勢を持つことで、より充実したメキシコでの生活とビジネスが実現できるはずです。
※出典:外務省「2023年度海外在留邦人数調査統計」https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100436737.pdf
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