2019年8月度の申告から納税オペレーションに変更がありました。電子申告のオペレーションに変更はありません。実際の電子申告・納税システムを用いて説明いたします。
①申告書を電子申告した後、赤枠の「三方协议缴税」をクリックします。
三方协议缴税とは企業・税務局・銀行が三社間契約を締結し連携して納税処理を行うことです。企業の銀行口座情報を電子申告・納税システムに登録することで、申告後に納税額が引き落とされるようになっています。
②赤枠の「立即缴款」が表示されるので、クリックします。
立即缴款は即時納付の意味で、クリックすると銀行口座に引き落としを掛けるページが表示されます。
③「确认扣款」をクリックし完了です。
确认扣款とは銀行口座から引き落とされる納税額を確認するという意味です。左下に表示された納税額を確認し問題なければ引き落としをかけます。
その他、三方协议号は三社間契約書番号・ 开户银行は開設銀行・ 账户名称は銀行口座名義人(今回は弊社)・ 缴款账户は納税用の口座番号です。
前月7月度の申告までは、個人所得税の電子申告・納税システムで申告し、その情報がetaxに伝達され、etaxを介して銀行口座から引き落とされるようにオペレーションが組まれてました。
←個人所得税の電子申告・納税システム
←etax、増値税・企業所得税の予定申告・企業所得税の確定申告を行う時に使用する。納税もetaxで行う
中国の電子申告・納税システムはオンラインで申告から納税まで出来るため便利ですが、規定や政策また公的システム等々の変更が日本に比べ多く振り回されることも多々あります。
そのため変化に柔軟に対応することが中国ビジネスを長く行う上で重要になります。